長期間品質を維持できる保存食のメリットとは?保存食に関する豆知識を紹介

こちらのサイトは、災害のときにも役立てることができる保存食の中でも長期間品質を維持できる食品に着目し、その豆知識をご紹介しています。
一般的に、非常食などのようにいわれるものは長期間保存ができるメリットはありますが、乾物類は使い道が色々あるので人気が高いこと、基本的に常温で保管することができる強みがあるなどそれぞれの特徴やメリットおよびデメリットなどにも触れているので参考にされると良いのではないでしょうか。

目次
  1. 長期間品質を維持できる保存食のメリットとは?保存食に関する豆知識を紹介
    1. 保存食はキャンプなどのアウトドアに最適
    2. 冷蔵庫がない環境では保存食が活躍する
    3. 自然災害のリスクを考えて保存食をストックするメリット
    4. 保存食と水分があれば生き延びる可能性が高くなる
    5. 保存食は遠隔地への輸送に向いている(2023/2/1)
    6. 保存食は腐敗菌の繁殖を抑える効果がある(2023/2/1)
    7. 保存食と非常食に具体的な違いはある?(2023/2/1)
    8. いつでも手軽に食べられるのが保存食の魅力(2023/2/1)
    9. フリーズドライの保存食は風味が良くて人気が高い(2023/2/1)
    10. 保存食はどれくらい用意しておくのが正解?(2023/7/13)
    11. 長い避難生活には保存食が必須(2023/7/13)
    12. 缶詰は品質が低下しない人気の保存食(2023/7/13)
    13. 保存食は水分を抜いて保存性を高めている(2023/7/13)
    14. ドライフルーツはダイエットに向いている保存食(2023/7/13)
    15. 保存食のデメリットは添加物が多めなところ(2023/12/1)
    16. ビタミンなどの必須栄養素が豊富な保存食とは(2023/12/1)
    17. 電子レンジを使って加熱することもできる保存食(2023/12/1)
    18. 急な自然災害に備えておきたい保存食と調味料(2023/12/1)
    19. もしものための保存食は何日以上持っておくと安心?(2023/12/1)

長期間品質を維持できる保存食のメリットとは?保存食に関する豆知識を紹介

保存食は、長期間品質を維持しながら蓄えておける食品の総称です。
災害などでは非常食の形で蓄えるけれども非常食も保存食に含まれます。
主に、そのまま食べることができるなどの特徴がありますが、食品にはそれぞれ消費期限があるので、その期限をしっかり管理することが重要です。
これは豆知識の一つで覚えておくべき部分で、知識を持っていることで無駄にしないで済むなどのメリットにつなげることができるのではないでしょうか。

保存食はキャンプなどのアウトドアに最適

保存食は災害時に食べるものという認識がありますが、実はキャンプなどアウトドアにも大変使い勝手が良いです。
保存食の中で登山やキャンプなどにも使用できるのがごはん系です。
ごはん系は白飯以外にもきのこご飯やお赤飯、パエリアやチャーハンなどラインナップが豊富であり、熱湯や水を注ぐだけで簡単においしいご飯を食することができます。
余裕があれば鍋の中に戻したご飯を入れて、卵やチーズを加え、リゾット風にして食べることもできます。
近年では牛丼やカレーライス、シチューライスやハンバーグなど5種類のおかずとごはんがセットになっているものも多く、食器も新たに用意しなくても良いものが増えています。
このようなものはできるだけゴミを出したくないアウトドアに向いています。
ですが匂いがする食べ物は避難所などでは不向きになるので、あくまで自宅非難をしているときや水などが供給されない場合の保存食として用意をしておくと良いでしょう。
おにぎりタイプの保存食もキャンプや登山には最適です。

冷蔵庫がない環境では保存食が活躍する

普段は電気の力を使って各種の食材を保管しておりますが、地震や台風など災害の多い日本では、いつインフラに被害があるか分かりません。
電気はストップして水も出なくなり、ガスは真っ先に使えなくなります。
すると困るのが食材です。
冷蔵庫の中に入っている物や冷蔵庫の中に入っている物は、クーラーボックスに移動してなるべく早く消費するようにします。
災害時には救援物資が届くまで、平均で3日間の時間がかかると言われているのです。
だから3日間の食品のストックを常に用意しておくのが、災害対策では有効な手段になります。
根菜であるジャガイモや玉ねぎは、風通しの良い冷暗所での保管ならば1か月から3か月程度は食品利用が可能です。
缶詰は製造直後から3年程度の消費期限が設定された物もありますし、保存性の長いレトルト食品やフリーズドライも便利な材料になります。
保存食専用の製品があり、保存食専用だけあって通常の商品の1.5倍程度から2倍程度までの消費期限が設定されているのです。

自然災害のリスクを考えて保存食をストックするメリット

自然災害のことを考えて保存食をストックするのは、メリットというかデメリットの回避だと言えるかもしれません。
最近では災害が増えているように感じるかもしれませんが、それでもライフラインが寸断されるとか、自宅が倒壊するなどして住めなくなったり、近所のスーパーやコンビニに品物が入荷しなくなるとか、そもそもたとえ近所であってもそこにたどり着くことすら容易ではないような事態を全く経験したことのない人も多いかもしれません。
そういう人は、保存食の必要性をいくら訴えても、食べるものなどいくらでもすぐに手に入るし、外食もできると考えていたりします。
ですが一たび大きな災害が起きると、上にも書いたように日常の生活が一変し、食事にも困る事態は容易に想像できます。
これは想像力の問題かもしれません。
いくら冷蔵庫とか一般的な食品ストックがあったとしても、電気もガスも水道も止まった状態になったときのことを考えてみて下さい。

保存食と水分があれば生き延びる可能性が高くなる

現代の日本で、究極的なサバイバルが必要になるような事態はあまり想定しがたいかもしれませんが、それでも自然災害などによって突如として非日常の状況におかれてしまうことは十分にあり得ることであり、その場合には保存食と水分があれば生き延びる可能性が高くなります。
一般的に言って、電気・ガス・水道といったライフラインが止まったとしても、3日間は生きていけるだけの保存食を準備しておくことが適切とされています。
これ以上を準備しておくのは、可能であれば望ましいことではありますが場所の問題など無理もあるかもしれませんし、3日も経てば大規模な災害であったとしても一応は収まって避難所とか公的な救援も期待できるため、目安になると考えられています。
1日3食の主食とおかず、それに1日あたり3リットル程度の水を用意しておくようにしましょう。
もちろんこれ以外にも例えばラジオ・懐中電灯・医薬品といったものも併せて用意しておきます。

保存食は遠隔地への輸送に向いている

いざというときに準備をしておきたいのが保存食です。
一昔前に比べると大変ラインナップが増えており、少し前までは白飯だけだったのが、今ではリゾットやピラフ、炊き込みご飯や赤飯など味も様々になっています。
保存食の大切なポイントは、消費期限が長いという点になります。
災害はいつ起こるかわからず、準備をしておくにはある程度の消費期限が必要です。
さらに手軽で食べやすいという点も重要であり、後処理のしやすさも考えなくてはなりません。
保存食の代表的なものには缶詰やお湯で戻すことができるアルファ米、お菓子類などがあります。
近年はお湯を入れることによりおにぎりになるパウチも出ており、大変便利になってきています。
これらの保存食は遠隔地への輸送にも向いており、運ぶ際に食材が傷む心配は必要ありません。
普通のおにぎりであれば2日が限度ですが、アルファ米を使用していれば5年は持たせることができます。
またどれも軽いので輸送に最適であり、場所もさほど取りません。

保存食は腐敗菌の繁殖を抑える効果がある

保存食は長期間にわたって常温で保存できる食品のことですが、そこで問題になるのは腐敗菌です。
多くの食べ物は冷蔵庫で保管しなければならないように、常温では数日もすれば要するに腐って食べられなくなります。
これは環境中にごく普通に存在するカビなどの細菌が、食べ物を栄養分として繁殖するからで、保存食とするためには何とかしてこれを抑える効果を持たせなければなりません。
当たり前のことですが栄養分自体を無くせば繁殖も抑制できますが、それでは食品の意義をなしませんのでこれは解決策ではなく、何か別の手段を探る必要があります。
キーの一つは水です。
ヒトが水を必須とするのと同様、菌も基本的には水がないといくら栄養分があっても増殖できませんので、乾パンやクラッカーのように水分量が少なく乾燥させたものは保存食になり得ます。
この他、物理的・生物学的に菌が存在しない状態を維持することも方法で、缶詰などはまさにその例です。

保存食と非常食に具体的な違いはある?

災害時などいざというときに食品などを保存します。
ですが多く聞く言葉に保存食のほかに非常食や災害食などがあり、いったいどのような違いがあるのかわからなくなることも多いです。
非常食は災害など非常事態の時で食料の供給が困難になった時の食料を指しており、ペットボトルの飲料水やアルファ化米、カンパンや缶詰、レトルトなど長期保存ができるものを指します。
一方の保存食は災害時のみだけでなく長期にわたって食料が確保できない、輸送に手間がかかるなど貯蔵や調理に制約が受けたとき代案として工夫されたものになります。
身近なものには昆布や紐の、梅干しや酢漬け、漬物やジャム、缶詰などが該当します。
広い意味では冷凍食品も保存食の部類に入っており、緊急の際には保存食が非常用として活用されることが多いです。
近年ではこの2つを区別することは少なくなっており、保存している食べ物を非常用とし手活用できるようローリングストックを大切に考えるようになりました。

いつでも手軽に食べられるのが保存食の魅力

保存食の魅力の一つに、いつでも手軽に食べられることが挙げられます。
これはむしろ保存食に必要な要素と言ってもよく、たとえいくらおいしく、栄養があって保存性にも全く問題ないような食品が仮にあったとしても、食べるのに極めて時間や手間がかかるとか、その食品以外に調理のために何か別のものを必須とするようなことでは相応しいとは言えません。
例えば、調理に鍋やIHクッキングヒーター・ガスコンロが必須とすればどうでしょう。
日常生活の上では、これはほぼ何の問題も生じません。
ところが災害時となると話は全く別で、電気もガスも止まることが容易に想定されます。
このような状態であっても食べることができなければ保存食に相応しいとは言えません。
場合によっては水道も止まるかもしれませんし、食器についても、地震で割れてしまったとか洗う水もないということで使えないケースもあります。

フリーズドライの保存食は風味が良くて人気が高い

少し前まで保存食というと缶詰でしたが、近年ではより味や利便性を追求したものが多くなっています。
特にフリーズドライされた保存食は大変人気であり、お味噌汁やごはんものは風味が良いことから大変人気が高いです。
年々進化を遂げており、いまではにゅうめんのフリーズドライも出ています。
カレーやビーフシチュー、親子丼や中華丼もすべてフリーズドライになっており、ラインナップが大変豊富です。
フリーズドライの良い点は、お湯を注ぐとあっという間に出来上がること、食感や風味をしっかりと残しており、満足度が高いことがあげられます。
災害時には満足度という点が大変重要であり、食事の時間を楽しいと感じなければ乗り越えることができません。
もちろんパンやおにぎりなども支給されますが、そこにフリーズドライなどの保存食があることで、体を温めることもできます。
味に変化を持たせることもできるので、保存食として何種類か用意をしておくと大変便利です。

保存食はどれくらい用意しておくのが正解?

保存食はいざという時に用意しておくだけではなく、普段から知識と使い方を知っておくために活用しておくのがお勧めです。
ミネラルウォーターなどは多めに購入しておいて、定期的に使用して買い足しておくことで消費期限を延ばすことが出来ます。
その他にもトマト缶などは多めに購入しておけば、普段のメニューにもう一味咥えたい時に便利です。
このように保存期間が長い食材を普段使いすることで、新しい物へと新陳代謝するローリングストックをすることが出来ます。
保存食を用意しておくのは水なら1週間分、食材だったら3日程度が目安になると言われているのです。
災害支援の物資が届くのは3日のケースが多く、水道などのインフラが復旧するのが1週間程度というデーターが多くあります。
逆算すれば最低でもその期間に空腹ではなく過ごすための準備が必要です。
缶詰やレトルト食品や保存期間の長いお菓子、お餅やパスタなどの水分が少ない商品やフリーズドライ食品など、工夫をすればローリングストックしながら保管しておけるし食材は少なくありません。

長い避難生活には保存食が必須

災害に遭遇して避難しなければいけなくなると、安全な場所の確保もそうですが、食事も重要になってくるのではないでしょうか。
都市部であれば保存食の供給に期待できますが、地方だと供給などの支援が遅れる可能性があるので、当面は自力で避難生活を送る必要があります。
全国的な災害ともなれば、必然的に情報収集に時間が掛かりますし、重要度の低い地方の支援は更に遅れることになり得ます。
保存食は当面の避難生活を送るのに必要不可欠なもので、停電に備えて冷蔵庫がなくても保存できる食品を準備しておくことが望ましいです。
最低でも1週間分の保存食と水分を確保しておきたいところですが、理想を言えば10日以上、2週間分は欲しいといえます。
水についてはミネラルウォーターを準備すればOKですが、食事に関しては長持ちする食品を意識的に選ぶことが必要です。
市販の保存食ならレトルトや缶詰が便利ですし、最近は簡単に真空パックできる市販製品もあるので、自宅でも作ることができるのではないでしょうか。

缶詰は品質が低下しない人気の保存食

保存食でリーズナブルで栄養価が高い物は、缶詰が定番になります。
1つ100円程度から300円程度で購入が可能であり、保存期間は冷暗所保管ならば2年から3年程度大丈夫だと言われているのです。
保管場所が悪かったり缶詰が錆びてしまうなどの場合には、消費期限が極端に短くなるので冷暗所に保管しておくようにします。
他にも保存食で定番なのがカップラーメンなどの即席食品と、レトルトカレーなどのレトルト食品です。
保存期間は1年程度から3年程度だと言われており、保存食として開発された製品は5年程度の消費期限が設定されている物もあります。
インターネット通販でこうした製品を購入出来ますが、スーパーなどで売っている通常のレトルト食品などよりは割高なのが特徴です。
大切なのは食品だけではなく、地震などの天災の場合には水道管の破損により上水道が使えなくなります。
人間は1日3リットルの水が必要だと言われているのが特徴です。
水道の復旧は平均1週間程度かかりますので、大目に水をストックしておくと安心です。

保存食は水分を抜いて保存性を高めている

保存食は長持ちさせることを目的としているので、水分を抜いて加工する点にポイントがあるといえるのではないでしょうか。
食品が腐敗するのはそうさせる菌の増殖が原因で、菌が増えるには水分が必要となります。
保存食は水気を飛ばし乾燥させることによって、腐敗菌が増殖するのを防いでいるわけです。
ただ保存食の特徴として、水の割合が小さくなることから味は濃くなり、飲み物がないと食べられないくらいにしょっぱくなります。
考えようによっては塩分補給も効率良くできる食品と捉えられるので、大昔から活用されてきた保存食は合理的で理に適っているといえます。
食感も硬くなるので、歯が弱い人はそのままでは食べられませんが、水やお湯に浸すと柔らかくなります。
出汁が出るのでそのまま調理にも使えますし、ご飯を加えるなどすれば腹持ちするスープに仕上がります。
いずれにしても、保存に乾燥はつきものですから、長持ちさせたいならそこを理解して加工するのが正解ではないでしょうか。

ドライフルーツはダイエットに向いている保存食

保存食というとカレーなどのレトルトや缶詰、アルファ米などを思い浮かべますが、ドライフルーツも立派な保存食の一つです。
果物を乾燥させたものであるため噛みごたえがあり、早食いの癖がある場合は改善することができますし、噛むことにより満腹中枢が刺激されお腹が空きにくくなります。
また噛むと歯や顎を動かすので小顔効果も期待できます。
栄養面では食物繊維が豊富であり、水溶性と不溶性がどちらもバランスよく含まれています。
特にプルーンやバナナ、パイナップルのドライフルーツには大変豊富に含まれており、ヨーグルトと混ぜて食べることで便通を改善することができます。
便秘が解消されるということは老廃物を押し流すことにもつながるので、デトックス効果を得ることができ、ダイエットに最適となります。
このほかカリウムも含まれているので、余分な水分を排出し、むくみにくい体へと変えることができます。
マンゴーや干し柿に多く含まれているので、むくみが気になる場合はこのような果物を食べると良いでしょう。

保存食のデメリットは添加物が多めなところ

日本は他国に比べても地震の発生率が非常に高いため、いつどんな時に大きな地震がきても大丈夫なように十分な蓄えをしておくことが大切になってきます。
また、できるだけ自分や家族の安心を確保できる状態にしておくことが重要になるので、ある程度の蓄えや備えとして保存食は多めに準備しておくのが良いでしょう。
保存食と聞くと乾パンなどの軽い食事をイメージする人がかなり多いかもしれませんが、最近はバリエーションが豊富になってきていて美味しそうな料理やメニューも続々と登場するようになってきたので、缶詰であっても様々な味を楽しむことができるようになりました。
ただし、保存食の最大のデメリットとしては、どうしても長年賞味期限を切らさずに保存するために添加物が普通の食材よりもかなり多く入っていることです。
大量に食べてしまうと体調を崩したり酷い肌荒れを引き起こすことも十分に考えられるので、緊急事態以外に積極的に食べることだけは避けるようにするのが得策と言えます。

ビタミンなどの必須栄養素が豊富な保存食とは

人間には必ず摂取しておきたい必要な栄養素というものが存在していますが、ほとんどの方が知っている大切な栄養素としてはビタミンが最も有名だと思います。
しかし、震災が起こった際にはこうした必須栄養素を十分に食事から摂取することが難しくなり、ビタミン不足の状態に陥って免疫力の低下が激しくなってしまうことがあるので、できるだけ保存食でも十分に補えるように事前に備えておくことが必要になってきます。
保存食の中でも特に買っておいて損がないと言えるのが、不足しがちなミネラルなどを手っ取り早く摂取できるドライフルーツになります。
ドライフルーツには豊富なミネラル・鉄分・食物繊維なども含まれているので、少量食べるだけでもある程度栄養を取り入れることができるようになり、少し食べるだけでもお腹が満たされる感覚を味わえるのでかなりおすすめです。
後はサプリメントを常備しておくのも良いでしょう。
封を開けておかなければ長い間持つので、欲しい栄養素を数個買っておくと安心することができます。

電子レンジを使って加熱することもできる保存食

保存食はさまざまな方法で味わうことができます。
パッケージを開ければそのまま食べられるものだけでなく、電子レンジを使用して調理するものもあります。
電子レンジを使えば、冷たい保存食も温かい状態で食べられます。
こうした方法で保存食を食べる時に気をつけなければいけないことは、加熱しすぎないようにすることです。
長時間熱を加え続けると、高温になりすぎて口に入れた時にやけどをしてしまうこともあります。
やけどをせずに安全に味わうためには、適度な時間だけ加熱してから食べることが重要です。
加熱するのに最適な時間は、保存食の種類によっても異なります。
短時間でも温度が高温になるものもあれば、十分に温めるためには長めの時間が必要なものもあります。
熱を加える時には別の入れ物の中に入れなければいけないこともあります。
金属が使用されている袋に入っているものなども、そのまま熱を加える危険なので、袋から取り出してから加熱することが必要です。

急な自然災害に備えておきたい保存食と調味料

小難から大難まで地震や大雨による自然災害は、これまでに日本各地で起きています。
様々な機関で研究されているとは言え、容易に予測することができない自然災害に、私たちは必要な備えをして対処するしかありません。
それでも必要な備えがあれば、いざという時に心強いもの。
保存食や調味料をストックしておくことで、急に食糧供給が止まってしまったとしても数日間はしのぐことができます。
保存食の中には通常の賞味期限よりも長く保存が可能なものがありますが、普段から馴染みのある食材の方が安心という場合には、古いものから消費して買い足していくローリングストックで常に一定量を維持することが可能です。
調味料には賞味期限のない塩や砂糖はもちろん、味噌や醤油、みりんなど日本の食卓には欠かせないものが良いでしょう。
また主食になるお米やパスタなどもあるとお腹が満たされるので安心です。
家族のために日頃から意識して備えておくことが大切です。

もしものための保存食は何日以上持っておくと安心?

保存食を用意する際は、最低何日以上の食料を用意するか決めた上で買い出しに行きましょう。
家庭用の保存食の場合は、最低3日〜1週間分の備蓄が目安とされています。
災害時の支援物資は、災害が起こってから3日程度で到着するケースが多いです。
しかし、大規模な災害が起こった場合は、手元に物資が届くまで1週間以上かかることも珍しくありません。
災害発生から3日間は人命救助が優先されるため、災害支援物資の配布に手が回らない可能性があります。
この期間は自分の保存食で生き抜けるように準備します。
災害時はコンビニやスーパーで食料を入手するのが難しくなるので、1週間程度の食材があれば安心です。
災害が発生した当日は調理する暇もないかもしれません。
1日目は調理せずに食べられるように、缶詰や栄養補助食品などそのまま食べられる保存食を確保しておきましょう。
なお、3日分の備蓄食料の目安は水3リットルの他、レトルトご飯や缶詰、レトルト食品などを用意してください。